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2003年5月臨時議会
決議案第4号
安河内洋捷議員の議員辞職勧告に関する決議案
上記の決議案を次のとおり会議規則第14条の規定により提出します。
2003年5月20日
福岡市議会
議 長 川上義之様
提出者 福岡市議会議員
中山郁美 倉元達朗 比江嶋俊和
星野美恵子 原田祥一 宮本秀国
安河内洋捷議員の議員辞職勧告に関する決議
今日、「政治とカネ」の問題が深刻となっており、本市においては自民党パーティー券事件に続いて、河本建設談合・贈収賄事件、副議長あっせん収賄事件、そしてケヤキ・庭石事件と、汚職腐敗事件が相次ぎ、市民の怒りはかつてなく高まっている。このような中、市政を厳しく監視する清潔な市議会をどうつくるか、このことが鋭く問われている。
しかるに、先般の福岡市議会議員選挙で当選した安河内洋捷氏(当時副議長・福政会市議団)の次男と選対幹部が4月20日、公職選挙法違反(買収)で逮捕され、その後、書類送検された長女とともに福岡地裁に起訴された。また、買収されたとして主婦ら54人が書類送検され、3人が略式起訴、51人が起訴猶予処分となった。議席をカネで買う買収行為を行った政治家に、議員の資格がないのは当然である。
同じく買収容疑で逮捕、起訴された渡辺健生氏は既に議員を辞職したが、安河内議員は副議長を辞職したものの、新しい市議会が発足する今日に至るもなお、議員の職にとどまっている。買収事件で選挙を汚した政治家の市議会への居座りを許すならば、新しい市議会自身が市民の信頼を失い、そのあり方が厳しく問われることになる。
よって、福岡市議会は、市政浄化への決意を新たにし、安河内洋捷議員が直ちに議員を辞職するよう勧告する。
以上決議する。
平成 年 月 日
福岡市議会
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