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議会報告

2003年5月臨時議会

安河内洋捷議員に対する辞職勧告決議案の提案理由の説明

2003年5月20日 宮本秀国

私は日本共産党福岡市議団を代表して、決議案第4号「安河内洋捷議員に対する辞職勧告決議案」の提案理由を説明いたします。

先般の福岡市議選で当選した当時副議長で福政会の安河内洋捷議員の二男と選対幹部が、公職選挙法違反(買収)で逮捕され、その後、書類送検された長女とともに福岡地裁に起訴されました。さらに買収を受けたとして主婦ら54人が書類送検され、3人が略式起訴、51人が起訴猶予処分となりました。また、当時、福政会幹事長の渡辺健生氏本人が同じく公選法違反(買収)で逮捕、起訴され、その後、アルバイト学生ら22人が略式起訴、3人が起訴猶予処分、未成年運動員9人が家庭裁判所送致となったのであります。

この安河内派と渡辺派の大規模な買収事件は、議席をカネで買おうとした許しがたい犯罪行為であり、福岡市議会の歴史に深刻な汚点を残すものです。本市の政治倫理条例は、議員について、「市民の信頼に値する倫理性を持つとともに、市民に対し、常に政治倫理に関する高潔性を示すことができるよう努めなければならない」と定めています。事件を引き起こした両氏が、自らの責任を真摯に受けとめ、ただちに議員辞職すべきことは当然であり、すでに渡辺氏は、新議員の任期が始まる5月2日に辞職願を提出し、辞職が確定しました。

ところが、安河内議員は、連座制適用の場合について、「弁護士と相談したうえで、自分で(辞職を)判断したい」(「読売」4月22日付)、「心の中では既に決めている」(「西日本」5月11日付)などといいつつ議員を辞職せず、本日の臨時議会を迎えました。もともと安河内議員には、不正と腐敗が続いたために先に解散した福政会の会派代表をつとめ、また、あっせん収賄事件で辞任した同一会派の浜田雅之氏にかわって副議長に就任した経緯があり、本来、「政治とカネ」の問題に対して、もっとも厳しい態度が求められる立場にあったのであります。

本市においては、自民党パーティー券事件以来、河本建設談合・贈収賄事件、副議長あっせん収賄事件、そしてケヤキ・庭石事件と、相次いで重大な汚職腐敗事件が発覚し、その度に市執行部とともに市議会が市民の批判を浴び、その自浄能力が厳しく問われてきました。今回の市議選は、ケヤキ・庭石事件の徹底追及をはじめ、清潔な市政を求める大きな世論のもとでおこなわれ、市政を厳しく監視し不正腐敗を許さない清潔な市議会をどうつくるか、このことが鋭く問われたのであります。この選挙において公然と買収行為が行われたことに、市民の怒りは大きく高まっており、安河内議員が議員辞職しないのを容認するならば、市議会全体が市民の信頼を失いかねません。

本日の臨時議会は、市議選後、最初の議会であり、議長、副議長をはじめ、議会運営委員会、常任委員会、その他を決める重要な議会であり、新しい市議会の発足の場であります。買収事件を引き起こした政治家に対する辞職勧告決議を行うことが、この臨時議会になじまないとする議論には、法的にも手続き上も根拠はありません。むしろ、この臨時議会にこそふさわしいのであります。

市政を監視する清潔で公正な議会を確立することが不可欠であることは、この議場内のすべての議員が同意されるところであると、私は信ずるものです。買収事件を引き起こした安河内議員が今なお、議員辞職しない以上、安河内洋捷議員の議員辞職勧告に関する決議案を提案するものであります。


以下、案文を朗読いたします。

(中略)

議員各位のご賛同をお願いいたします。


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