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2003年5月臨時議会
福岡市議会 辞職勧告決議案を否決
しんぶん赤旗2003年5月22日
日本共産党福岡市議団(宮本秀国団長・6人)は20日、先月の市議選で買収事件を引き起こした安河内洋捷議員(東区)に対する辞職勧告決議案を臨時議会に提出しました。
決議案は、日本共産党のほか無所属一人の賛成少数で否決となりました。安河内議員は欠席しました。
決議案は「議席をカネで買う買収行為を行った政治家に議員の資格がないのは当然」「居座りを許すならば、新しい市議会自身が市民の信頼を失い、そのあり方が厳しく問われることになる」と指摘しています。
提案理由の説明に立った宮本秀国議員は、今回の市議選がケヤキ・庭石事件の徹底究明など清潔な市議会をどうつくるかが鋭く問われたことを強調。買収事件を引き起こした議員が自ら辞職しない以上、新しい市議会の発足にあたって、辞職を勧告することは当然であると訴えました。
傍聴した市民は、「相次ぐ不祥事に今度は買収。本人が自ら辞職するのが当然だが、市議会は自浄能力が厳しく問われる」と話しています。
なお、市議会議長は自民党、副議長に公明党の議員がそれぞれ選出されました。
新しい議会勢力(総数63)は、日本共産党6、自民党21、公明党12、みらい福岡7、民主・市民クラブ5、社民・市政クラブ4、ふくおかネットワーク2、平成会2、無所属4。
5月20日開かれた臨時議会で日本共産党は、5つの常任委員会に6人が就き、教育や財政などを担当する第1委員会は2人になりました。保健福祉などを担当する第2委員会は1人になりましたが、日本共産党市議団全員で力をあわせてがんばります。いっそうのご支援をよろしくお願いします。
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