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2002年12月議会
モラル・マナー条例案・ピンクちらし根絶条例案へ議案質議
2002年12月11日 原田祥一市議が議案質疑
モラル・マナー条例案
「歩行喫煙と落書きにしぼり、罰則条項の削除を」修正を要求
ピンクちらし根絶条例案
賛意を表明し問題点を指摘
福岡市の12月定例議会に提出されている「人に優しく安全で快適なまち福岡をつくる条例案」(モラル・マナー条例案)について11日、原田祥一議員が議案質疑に立ち、すでに別の条例がある条項は削除し、行政施策の充実で対応するべきではないかと指摘し、規制対象を歩行喫煙と落書きにしぼり、罰則規定を削除するなど修正を求めました。日本共産党市議団は、この立場から修正案を提出することにしています。
モラル・マナー条例案は、空き缶ポイ捨て、迷惑駐車、ペットのフン、落書き、路上喫煙、「思いやりの心」など、市民のモラル・マナーを広範囲に義務づけ、あるいは規制するもの。路上禁煙地区内での喫煙には罰則があります。
条例全体について原田議員は、「迷惑駐車」をはじめ多くは現行条例や法律がすでにあり、「現条例が実効しているか点検し、施策の充実をはかるのがスジ」と指摘。さらに、「思いやりの心推進モデル地区」において、子どもたちへの強要となる危険性を指摘するとともに、「思いやり」「譲り合いの精神」など個人の認識やモラルの問題を「条例で義務づけるべきでない」と強調しました。
路上喫煙について「危険でもあり、やめてほしいというのは市民の当然の要望」と強調。罰則については、東京・千代田区の事例を紹介しながら、過料徴収が公正にならないなど問題点を指摘しました。
また、「福岡市ピンク等ちらしの根絶に関する条例案」には賛意を表明し、ちらし除去に協力した市民の安全を守る規定の充実を求めました。
なお、16日の常任委員会(10時開会)では、モラル・マナー条例案が第1、第2委員会、ピンクちらし根絶条例案が第4委員会で審議されます。(傍聴には当日、開会前に議会事務局での申し込みが必要です)
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