しんぶん赤旗 2005年12月18日
耐震偽装問題で市長に申し入れ
日本共産党福岡市議団は16日、福岡市に対し、耐震偽装問題に関する緊急申し入れを行いました。山野宏副市長が応対しました。
福岡市でも、博多区千代のマンションで構造計算書の偽装が発覚、市が建築確認で偽装を見抜けなかったことが明らかになりました。
また、同様の偽装が行われている疑惑が浮上。マンション居住者の中で、再調査を求める声が広がっています。同市議団は、住民の不安解消と再発防止にむけ、以下の6項目について申し入れました。
▽相談窓口の設置と転居費助成など被害住民救済の検討▽建築確認の再検査のための体制の確立とすべてのマンションを対象にした耐震診断助成制度の創設▽木村、シノケン関与物件の早急な調査、「サムシング」関与の建築物の調査の検討と要望のあった建造物の耐震調査▽中・高層建築物の中間検査と完了検査の完全実施▽専門職員の大幅増員と大臣認定構造計算システムの導入▽建築基準法の改善と建築確認検査の監視強化のための抜本的な見直しを国に求めることなどです。
副市長は「担当局で協議し、回答する」と述べました。
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