しんぶん赤旗 2004年12月4日
人工島・住民投票条例を
博多湾人工島事業 是非を住民投票で 署名運動展開へ
福岡市がすすめる人工島事業の是非を問う住民投票条例を実現しようと、11月30日によびかけ人会議が開かれ、市に直接請求するための署名運動を幅広く展開していくことになりました。
同市では、市民の声を無視して人工島事業に莫大(ばくだい)な税金が投入され、その一方で財政難を理由に市民の暮らしや福祉が切り捨てられるため、市民から怒りの声が上がっています。
会議では、「市政に地殻変動をおこすようなとりくみにしよう」「六本松の九大移転跡地を市が買い上げ、市民のための施設をつくってほしいと運動しているが、人工島に金がかかるのが最大の障害になっている」などの意見が出され、直接請求署名運動に立ち上がる決意を固めあいました。
11日午後2時から、KBC会館4階で「人工島・住民投票条例を求める会」(仮称)の結成集会を開きます。また、署名を集めることができるのは「受任者」にかぎられているため、多くの市民に、受任者への応募をよびかけることにしています。