しんぶん赤旗 2004年12月15日
人工島・住民投票条例を
住民投票条例へ会結成
「人工島・住民投票条例を求める会」が11日、福岡市中央区でキックオフ(結成)集会をひらきました。福岡市の人工島建設事業継続の賛否を問う住民投票の実現をめざしたもので、市内各区、団体から会場に入りきれないほどの280人が集まりました。
同会は、市が破たん救済に多大な税金を投入してきた人工島について、「直轄化」であらためて莫大(ばくだい)な税金が投入されるのは必至であり、市民生活を犠牲にして人工島事業を続けるのは望まないこと。また、自治体の運営は住民の意思にもとづき住民自身の参加によってすすめられるべきで人工島事業についても賛成、反対含めて市民の意思を問うべきだとしています。来年1月下旬から署名活動をはじめ、有権者の1割、10万以上の署名を集め、住民投票条例制定を直接請求します。
集会は、日本で初めて条例にもとづく住民投票で原発建設をストップさせた新潟県巻町をドキュメントにしたビデオ上映で始まり、安東毅九州大学名誉教授ら11人の代表委員、菅正司事務局長などの役員を確認しました。
署名開始までに署名を集める受任者を1万人に広げることやそのため年内に各区千人の受任者にすること、宣伝行動、人工島調査にいくことなどを決めました。