しんぶん赤旗 2005年1月19日
人工島・住民投票条例を
福岡市長に「会」が請求 住民投票へ24日から署名開始
福岡市の人工島・住民投票条例を求める会が17日、山崎広太郎市長に対して、人工島事業継続の賛否を問う住民投票条例制定の請求を行いました。市役所には100人以上の市民が集まりました。
安東毅九州大学名誉教授が請求代表者証明書交付申請書と条例制定請求書を手渡し、石村善治福岡大学名誉教授が人工島事業の継続について市民が直接意見表明する機会を作るために、住民投票条例の制定を直接請求する旨を述べました。
この運動は、署名を集める受任者をあらかじめ予約してもらう方法で取り組み、17日の時点で受任者予約数は5000人を超えています。
同会は請求後、福岡市天神で街頭宣伝を行いました。日本共産党の中山郁美議員のギターに合わせて人工島のテーマソングを歌い、通行人の注目を集めました。この場で受任者を引き受けた中央区の女性(47)は「環境を破壊する人工島は許せないと思っていた。市長は市民の声をぜひ聞いてほしい」。初めて人工島のことを知ったという城南区の男性(22)はパンフレットを読み、「税金の無駄遣いはやめてほしい。おれがたくさん(署名を)集めます」と快く受任者を引き受けました。
同会は24日から署名活動を開始、2月24日までに10万人を目標に署名を集め、住民投票条例制定を求めます。