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政策と活動|特集

しんぶん赤旗 2002年2月20日

市長の「人工島事業見直し」計画 新たな市費投入やめよ
公約ほごにし銀行に屈服

原田議員が厳しく追及

福岡市議会の第一回定例会で、日本共産党の原田祥一議員は十九日、山崎広太郎市長の「人工島事業見直し」計画に関連して、第三セクター「博多港開発」にかわって市が人工島内の道路(香椎アイランド線)や大規模公園のための用地買い上げ・整備する問題をとりあげて追及。「見直し案は博多港開発の経営破たん救済と合わせて、市が第三セクターの債務を担保するためのもの。これは銀行への屈服であり、銀行支援そのものだ」と、新たな市費投入を厳しく批判しました。

今回の二月補正予算約十億円のうち、約二億九千万円が人工島内の用地買収費(道路や公園など)。道路(香椎アイランド線)は、もともと博多港開発の負担で開発すべきもの。大規模公園計画も土地分譲の見通しが立たないサイエンスパーク計画を変更したもので、市はこれらの用地を買い上げて博多港開発救済に乗りだす方針です。

原田議員は、市費投入額が三百四十億円になることを示して「『市税は使わない』との市民への約束をほごにするものだ」と批判。千二百戸増の六千戸に計画変更された住宅用地についても、売れない危険性を指摘。産業集積用途地区へのIT特区や市単独の鉄軌道の整備などを挙げ、「これらの事業をすすめれば何百億円、あるいは何千億円という負担が市財政にもたらされる」と追及、人工島工事の凍結、計画の縮小を要求しました。

公共事業で推進 山崎市長開き直る

山崎市長は、「公共事業をできるだけ導入して事業を推進する」「市民の理解は得られる」などと開き直りました。

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