しんぶん赤旗2001年6月18日
福岡市議会 人工島建設見直し要求
綿貫 議員
福岡市の六月定例議会で十四日、日本共産党の綿貫英彦議員が本会議の議案質疑で、人工島建設の抜本的見直しを求めました。
綿貫議員は、人工島のソフトリサーチパークの土地分譲がまったく進まず、住宅用地が商業用地変更されようとしていることを示し、埋め立てはまったく必要ないとただしました。
新港湾計画では六万トン級の船舶の入港を理由に、新たに十五メートル水深にする問題について、現在の十二メートル水深ですでに六万五千メートルの船舶が干潮時に出入港している事実を示し、「税金の無駄づかいであり、マリコンのための仕事づくりでしかない」と追及。
市のアセスメントレビュー(再評価)に対する環境省の「見解書」について、和白干潟の自然が破壊されるのを危ぐして出されたものであり、これ以上の埋め立てはやめ、湿地を大幅に拡大する方向で、野鳥公園計画やエコパーク計画を見直すよう要求しました。
山崎広太郎市長は、「新しい近代的な港湾が求められているのは事実。(博多港の)整備を第一にと考えている」と答弁しました。