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議会報告

2024年12月議会

学校施設改善とケアマネージャー不足対策を求める

2024年12月13日 綿貫康代市議の一般質問

綿貫康代議員

日本共産党の綿貫康代市議は、2024年12月13日に福岡市議会の一般質問に立ち、「学校ウォッチング」で調査した学校施設の改善が必要な箇所を具体的に指摘し、改善を要求しました。また、ケアマネージャー不足解消のため市独自の支援策を求めました。


共産党市議団は、福岡県建設労働組合や新日本婦人の会などのみなさんで構成されている「公共施設を考える会」の一員として、毎年夏休み時期に市内の学校施設調査(学校ウォッチング)を行っています。今年は13校を調査し、230箇所以上の要改善箇所が見つかりましたが、教育委員会が学校に報告させている「学校施設改良等要望」では、2024年度は1校あたり3~4箇所しか出されておらず、「学校ウォッチング」で見つかった要改善箇所もほとんど入っていません。綿貫市議は、本来改修が必要なところが除外されており、学校が報告できる数や内容に教育委員会が制限をかけているとしか思えないこと、そして実際に対応した数も昨年度は19%に過ぎないことを指摘し、もれなく報告することを学校に徹底するとともに、報告があった箇所については速やかに対応するよう求めました。また、そもそも学校の老朽化が進んでいるにも関わらず、教育予算が増えていないのは問題で、抜本的に引き上げるよう要求しました。しかし、教育長は早急な対応を約束せず、市長は予算の増額に背を向けました。

綿貫市議は質問の中で、自らが調査した学校の外壁ブロック塀の爆裂やプールの危険箇所、危険なアスベストを含んだ建材が使われている箇所などを学校名もあげて具体的に示し、改善を要求しました。


綿貫市議はケアマネージャー不足の問題も質問しました。介護を受ける人のために介護の方針を定めたりサービスの内容・費用などの計画を立てたりするケアマネージャーが不足し、必要な介護サービスを利用できない高齢者が増大する可能性があります。業務量が多く、専門性が求められる責任の重い仕事ですが、賃金が少ないため辞める人が少なくありません。綿貫市議は市長に対し、国にケアマネージャーの報酬引き上げを求めるとともに、改善されるまでは市独自に支援をすることや、数万円かかる資格更新受講料への補助を市独自に行うことを要求しました。市長はやるとは言わず、国まかせの態度に終始しました。

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