トップ > 議会報告 > 2021年予算議会> 福田まもる議員に対する問責決議(案)

議会報告

2021年予算議会

福田まもる議員に対する問責決議(案)


自民党新福岡の会長である福田まもる議員が、昨年12月に選挙区内の4つの神社にそれぞれ酒2本を奉納した。福田議員によれば、こうした行為を毎年行っていたとのことである。

神社へ奉納する金品が神事などの特定サービスへの対価でないとすれば、福田議員による奉納は寄附行為に当たり、公職選挙法第199条の2に規定する「公職の候補者等の寄附の禁止」に抵触する可能性がある。

福岡市議会議員の政治倫理に関する条例第3条第1項第1号では「市民全体の代表者としてその品位と名誉を損なうような一切の行為を慎み、その職務に関して不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと」と、同項第2号では「市民全体の奉仕者として行動するものとし、その地位を利用して金品を授受しないこと」と定められている。

全国各地で同様の事件が繰り返される中で、福田議員が毎年神社への酒の奉納を繰り返していたことは、「疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと」という同条例の条文に照らしてみれば、「軽率だった」という説明で済むものではない。

さらに同条第2項では「議員は、政治倫理基準に違反する事実があるとの疑惑を持たれたときは、自ら誠実な態度をもって疑惑の解明に当たるとともに、その責任を明らかにしなければならない」と定められている。

しかし、福田議員及び同議員が所属する自民党新福岡は、今日に至るまで議会に対する正式な説明及び記者会見などにおける公表及び説明をしていない。こうした姿勢は、同条例第3条第1項及び第2項に違反するものだと言わねばならない。

よって、福岡市議会は、議会全体の信頼と秩序を保持するため、福田まもる議員に対して猛省を求め、問責するものである。

以上決議する。

令和 年 月 日

福岡市議会


福田まもる議員に対する問責決議案 提案理由説明(中山郁美市議)

福田衛市議が神社に酒を奉納した問題に関する申入れ(2021年2月15日)


>>>「2021年予算議会」トップへ戻る


>>>「議会報告」一覧ページへ戻る

政策と活動
議員の紹介
トピックス
議会報告
市議会ニュース
リンク
お問い合せ

↑上へ