2005年6月議会
議長(自民)、2年で辞任 共産党「たらい回し」と批判
しんぶん赤旗2005年6月24日
日本共産党福岡市議団は22日、自民党による議長ポストの「たらい回し」に抗議する声明を発表しました。「自民党の党利党略、市民不在の議長のたらい回しの暴挙に対し厳しく抗議する」と述べています。
福岡市議会では同日、川上義之議長(自民党)が辞任し、妹尾俊見議員(自民党)が新議長に選出されました。
同市議会では、自民党が議長職を独占し、2年交代が慣例化され、市民の批判をあびてきました。正副議長の任期は「議員の任期による」(地方自治法)と定められており、4年です。
川上議長は2年前の就任時の記者会見で「途中の辞任は考えていない。任期をまっとうする」と明言していましたが、「気力と体力がなえた」として辞意を表明。議長職務に支障をきたす具体的な問題は示しませんでした。
川上議長の辞任が議題となった各派代表者会議では、日本共産党の宮本秀国団長が追及。その結果、
(1)正副議長は任期を全うする
(2)市民の信頼と議会の権威を高めるために努力する
(3)以上2項を確認事項として各派遵守する
の3点を全会派が合意しましたが、自民党などが川上議長の辞任了解を強行しました。
日本共産党市議団は、市民の信頼回復と公正で民主的な議会運営を実現するため、全力を尽くすと決意を表明しています。
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