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2001年度決算特別委員会
大型開発推進に変節した山崎市長を追及
2002年10月10日(しんぶん赤旗2002年10月12日) 星野美恵子議員
10日開かれた福岡市決算特別委員会で山崎広太郎市長は、8月末の政治資金パーティーについて「浄財を集めるのは良いことだ」と語り、財界の全面的な支援を受けて人工島、新空港など大型開発を推進する姿勢を示しました。これは、日本共産党の星野美恵子市議の質問にこたえたものです。
政治資金パーティー(1枚2万円)の参加者は、ほとんど背広姿の企業マン、このパーティーで1億円のお金が集まったと指摘されています。パーティーの席上で山崎市長は、人工島、新空港、九大移転の「3大プロジェクト」の推進を宣言しました。
星野議員は「お金と票を得るため財界にすりより、大型開発をすすめている」と厳しく批判。「開発行政を見直すと公約した市長の明らかな変節だ」と追及しました。
山崎市長は、顔色を変えて「事業点検でやめたものもある」と反論しましたが、星野議員は「取りやめたのは地域住民の大きな反対を受けていた動物園移転などであり、人工島にはばく大な税金を投入しようとしている」と厳しく指摘。財界の応援を受け、ゼネコンや銀行奉仕の政治姿勢では癒着はなくならないと批判しました。
星野議員は「博多港開発」「都市未来ふくおか」など破たんに直面している開発型第三セクターについても指摘し、大型事業は縮小、廃止し財政再建を図るとともに、くらし、福祉、教育の充実へ転換するよう求めました。
(写真は、質問する星野美恵子議員=10月10日、福岡市議会)