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日本共産党福岡市議団の政策と活動

2008年7月28日

市民を無視し、こども病院の人工島移転
決定を強行した吉田市長に抗議する

日本共産党福岡市議団

本日、吉田宏市長がこども病院の人工島移転を「正式決定」したことを発表した。

市民の反対世論を無視し、子どもの命よりも人工島事業の破たん救済を優先させた吉田市長の決定に、わが党は断固抗議するものである。


市民は、こども病院の人工島移転に強く反対している。小児医療のバランスや交通利便性の悪化をもたらす問題など、市民の疑問に市長はまったくこたえていない。市長は市民から要求されていた市長出席の説明会の開催も無視した。吉田市長は一昨年の市長選挙で「こども病院の人工島移転を見直す」と公約しており、今回決定は明白な公約違反である。世論が高まるなか、市議会も9万をこす「人工島移転に反対する請願」を不採択できず、継続審査とした。この議会の意思を無視することは許されない。

こうした状況を踏まえれば、市長は「正式決定」をする条件も資格も何一つない。


わが党がこれまで指摘したとおり、こども病院の人工島移転は破たんした人工島の救済に他ならない。病院用地として博多港開発の広大な土地を買うことが市長の狙いであることは明白である。「人工島のツケを子どもに押し付けるな」という市民の怒りは当然である。人工島推進のためにこども病院を利用することは断じて許されない。


さらに、わが党は去る25日、吉田市長に対して、こども病院の人工島移転の白紙撤回を求め、敷地面積を不当に広げた問題や前市長時代に契約したコンサルタント会社に続けて業務委託し恣意的な検証を行った問題など、新たな疑問についても説明を求める質問状を提出していたが、これに対する回答もしないまま「決定」した市長の態度は不誠実極まりなく、許しがたいものである。


わが党市議団は、こども病院の人工島移転に反対する市民との共同をさらに強め、白紙撤回を要求して奮闘するものである。


以上


吉田市長がこども病院の人工島移転を「正式決定」日本共産党市議団は断固抗議


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