少人数学級──初質問が実る 財源しめし市を動かす
市議になって初質問は、勉強がわかり学校が楽しくなる「少人数学級」の要求。その後もくり返し、議会でとりあげました。最初、市は独自の実施は困難としていましたが、中山議員は他の政令市の実施例をあげ、財源や根拠も示して実施を迫りました。05年度に小学1年生で実現し、今年4月からは小2まで拡大し、07年度予算案では小3までの拡大がうちだされました。
市議になって初質問は、勉強がわかり学校が楽しくなる「少人数学級」の要求。その後もくり返し、議会でとりあげました。最初、市は独自の実施は困難としていましたが、中山議員は他の政令市の実施例をあげ、財源や根拠も示して実施を迫りました。05年度に小学1年生で実現し、今年4月からは小2まで拡大し、07年度予算案では小3までの拡大がうちだされました。
中山議員は福岡建設労働組合・新日本婦人の会と力をあわせ、専門家や父母の目線で学校の施設・設備を総点検する学校ウォッチングを実施。中山議員は市議会でもこの結果をもとにこわれた箇所等の改善を要求し、マンモス校のトイレやトビラなどの改善を実現させています。
夏は35〜36度、冬は10度以下に下がる小中学校の教室。一部をのぞいて、福岡市には冷房も暖房もありません。「冬は衣服の調整、夏は水筒で十分」とする市側に対し、中山議員は健康と学力のために必要だと要求し続けています。
月3千円の利用料導入を市が発表。自民・公明・民主・みらいなどが賛成するなかで、中山さんは、パートと児童扶養手当で何とか生活を立てている母子家庭の「今の生活でギリギリ。有料になればもう預けられません」という声を議会で紹介し、撤回を迫ってきました。こうしたなかで07年度の予算案では市は利用料を無料にもどす提案をおこないました。中山さんと父母・市民の世論がついに市を動かしたのです。
中山さんは市内中学で社会科教師18年。その経験をいかして、教育や子育ての声を市政にとどけています。いまの市議会では、教育問題を最も多く質問している議員です。
中山さんの教え子の一人が中学を卒業しその後通っていた講倫館高校(旧西高)で体育祭の「応援合戦」の中止がうちだされるという問題が起きたとき、中山さんの教え子だった高校生が市議になった中山さんに相談し、中山さんはアドバイス。こうした中で、復活が実現しました。
年金が減っているのに、住民税が大幅に上がり、お年寄りの生活が大変です。また、障害者「自立支援」法による自己負担で障害者と家族も困っています。
そんなとき、福岡市議会で増税(市民税の定率減税廃止にかかわる条例=06年12月)に賛成したのは、自民・公明・みらい・民主・社民・ネットワーク・無所属(みどり)の市議。早良区では中山さんだけがきっぱりと増税に反対をしました。中山さんは、高すぎる国民健康保険料や介護保険料の引き下げ、公共料金の減免などを提案し実現に奮闘しています。
中山さんは生活相談活動にとりくみ、生活困窮や多重債務などをいっしょに解決しようと、がんばっています。「福祉の心」のある議員──中山いくみさんは早良区の代表としてなくてはならない人です。
飯倉に住む女性の方の談話:「障害をもつ孫が車いすで学校に通えるようエレベーターの設置を市にお願いし、多くの方のお力をいただきました。中山議員にも署名集めや、その後のスロープ設置でご尽力いただきました。弱い立場の人のために汗を流してくれる議員さんとして頼りにしています」
13万6千筆をあつめたオリンピック招致反対の署名。8万4千の市民がこたえた人工島住民投票条例を求める直接請求運動。中山さんはその運動の先頭にたってがんばりました。オリンピック問題では東京のJOC(日本オリンピック委員会)にまでのりこんで福岡への招致をやめるよう要請しました。
その結果、オリンピックは候補地に選ばれませんでした。1千億円もの税金のムダづかいが食い止められたのです。
共産党をのぞくすべての会派が、上限を100万円とする税金での海外視察に出かけている問題を、日本共産党市議団は告発。ずさんな実態を調査し、その結果を記者会見しました。中山さんは市議団幹事長として、調査の中心で奮闘してきました。
この問題は大きな反響をよび、テレビや新聞でもとりあげられました。廃止させるために全力でがんばります。