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しんぶん赤旗 2006年4月22日

倉元市議ら障害者施設訪ね懇談

日本共産党の倉元達朗・福岡市議は13日、城南区の障害者施設を10ヵ所訪問し、「障害者自立支援法実施にむけての緊急要求」を手渡し、懇談しました。

米村ツヤコ・新日本婦人の会城南支部長と沢崎幸男・党福岡西部地区常任委員も参加しました。

ある作業所では「直接利用者さんに話を聞いてください」と中にいれてくれました。パソコンに向かって作業していた全身障害の男性に声をかけると、仕事の手を休めて「障害者が殺される」と声を振り絞って訴えました。

また、「自立支援」法実施で先行きを見失った福岡市中央区の母親が障害者の娘を殺害した事件に触れ「こんなことがこれから繰り返される」と悲痛な顔で語っていました。

重い障害を抱える障害者が集まる作業所では「重度の人は入浴のときヘルパーが2人いる。利用料がかさみます」と職員の人が心配されていました。福岡市の減免制度を紹介すると「新しい法律は地方に投げ渡し法。だから市議会でも頑張ってください」と激励されました。

「5年間の猶予があるけれどそれからは…」と不安を口にする精神障害者の施設職員は「このままでは半分の人が退所するといっている。(法の影響を受けない)無許可に戻すことも考えなければ」「すでに市から5%近い補助金カットは覚悟しておいてくださいと言われた。年間1600万円の運営費で5人の職員を抱えなんとかやっているのに」と語りました。

訪問を終えた倉元市議は「どの施設でも共通してだされたのが『自立支援』法への怒りと将来の不安です。サービスが後退しないように市議会で減免制度を拡充したい」とのべました。

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