しんぶん赤旗 2004年9月7日
「保健福祉総合計画」見直し案 福岡市が意見募集
党市議団「多くの意見を」
福岡市は「保健福祉総合計画」の中間見直しの原案を発表し、1日から市民意見(パブリックコメント)の募集を始めています。30日しめきり。
「保健福祉総合計画」は2000年に策定され、2010年までの方向と目標を定めたもので、「総合」「地域」「健康」「子ども」「高齢者」「障がい者」の6つのプランからなっています。すでに敬老無料パス制度の廃止・縮減などが実施されましたが、市は今回、社会情勢の変化や「世代間の公平性の確保」などを目的に、福祉切り捨て・市民負担増をすすめる方向で「計画」を見直そうとしています。
具体的には、市単独の老人医療費助成制度の見直し、敬老金・敬老祝い品の給付縮小、保育料体系の設定や留守家庭子ども会の受益者負担の検討など新たな負担や切り捨てが原案に盛り込まれています。深刻な財政危機にある市は「財政健全化」として、市民犠牲を戦略的に強めようとしており、批判が高まるのは必至です。
原案は市役所や各区役所などで配布。市民意見は、氏名・住所を明記して、持参するか、市保健福祉局計画課あてに郵送、ファックス、メールで受け付けています。
日本共産党市議団は8月30日、福岡市社会保障推進協議会の役員と懇談会を開き、見直しの内容などについて意見交換をしました。
党市議団は、市民からのたくさんの意見提出をよびかけています。