2007年12月7日
「日の丸」掲揚求める請願 強行採択
7日、福岡市議会の議会運営委員会で、右翼改憲団体「日本会議」が提出した「福岡市議会本会議場での国旗・市旗の掲揚を求める請願」の審査が行われ、自民党、みらい福岡、公明党、民主・市民クラブの賛成多数で強行採択されました。教科書問題を考える会など8団体が提出した「日の丸」の議場掲揚に反対する請願は、不採択となりました。
日本共産党の星野みえ子市議は、日本の過去の侵略戦争の歴史などに触れ、「日の丸については、国論が二分している。さまざまな意見を持つ人が集まっている市議会への掲揚はふさわしくない」と述べ、「議論をつくすためにも、請願の多数による採決強行はすべきでない」と主張しました。これに対し、自民党、みらい福岡など、賛成した会派は歴史認識について一切語らないなど、まともに審議に応じようとせず「国旗・国歌法が制化されたから」などと述べるだけでした。