しんぶん赤旗 2002年8月14日
博多港への米イージス艦入港拒否を市に要請
「米海軍空母リンカーン戦闘群のイージス巡洋艦・シャイロー(核兵器積載可能)が、16日から4日間、博多港に入港しようとしている問題で、日本共産党福岡市議団は12日、山崎広太郎市長に対し、
1. 入港の拒否と港湾施設利用の不許可、
2. 非核証明書の提出の要求
—を行うよう申し入れました。
同艦は9日、福岡市に「けい留施設利用申請登録」を提出。それによると着岸は16日正午、離岸は19日午前9時の予定。入港目的は、「親善・休養」としています。
海上保安部から市港湾局への入港通知は先月23日。
申し入れでは、今回の入港が、国際的に批判が高まっているブッシュ米政権の「悪の枢軸国論」にもとづく、アフガンやイラクなどに対する軍事行動の一環であることを指摘。また、有事法制をめぐり、「米軍の戦争に国民と自治体の強制動員は許せない」との世論が高まっていることも強調しています。
応対した北嶋雄二郎市長室長は、申し入れの主旨を市長に伝えるとのべました。