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しんぶん赤旗2006年5月4日「木曜人とき」欄より
反対する会のとりくみ
福岡五輪招致に反対 署名で反応の良さ実感
林竜二郎さんは「福岡オリンピック招致に反対する会」代表委員の一人としても活躍しています。
民青同盟の専従になって2年目、今年の1月からは県委員長として活動しています。専従の話があったとき、「ラッキー」と思ったといいます。「激動の時代だからやりがいがあります。お先真っ暗と思っている人が多いけど、実は今が変わり目。ちょうどいいときに専従になって、いいとこ取りで先輩たちに申し訳ない」。「今が変わり目」を現実にしようとがんばっています。
オリンピックの街頭署名は反応が良くて元気が出るという話をよく聞きます。3月23日に福岡市天神で署名を訴えました。「オリンピックをしたければ市長はポケットマネーでやればいい」と話しかけてくる人や「オリンピック招致反対ですよね」と確かめてから「それならするわ」と署名をしていく人など、本当に反応の良さを実感しました。
青年はオリンピック問題には関心が低いのではとも思っていましたが、そんなことはありませんでした。「オリンピックを見たいから」と福岡に招致賛成の人に話しかけました。平和、友好のオリンピックの意義も話し、「10年後はおとなになっているからどこでオリンピックがあったって見にいけるし、福岡市の借金をこれ以上増やしたら大変」といい、招致反対の理由を紹介し、説得しました。
福岡市早良区の高校前で企画の宣伝をしていたときも、オリンピックのシール投票のほうに関心が集まりました。小学生から高校生まで多くの子どもや青年が集まってきて、投票の結果は反対が圧倒的でした。世代を超えて税金の無駄遣いへの市民の怒りが大きいことを実感しました。「街頭でも議論になるくらいだから山崎広太郎市長は招致の賛否をアンケートで問うべきです」
いま青年は、不安定雇用や就職難、高学費など劣悪な状態におかれています。福岡市は政令市なんだから独自の奨学金制度の創設や不足している消防職員の増員、30人学級の実現など雇用、学費問題でできることはあるはずです。「大型開発のための無駄遣いのオリンピック招致より青年の雇用、勉学環境を改善をー。この輪を青年の中にもっと広げていきたいと思います」