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しんぶん赤旗 2006年3月4日
反対する会のとりくみ
福岡五輪反対の会結成 招致やめて福祉に予算を
「福岡オリンピック招致に反対する会」が2日、福岡市ふくふくプラザで150人の参加で結成総会を開きました。
スポーツを通じて人種、宗教、政治にこたえ諸国民の相互理解をすすめ世界平和と国際親善に貢献することを目的・理念とするオリンピック。
総会では、日本共産党の宮本秀国市議団長が「福岡オリンピック招致の問題点」についてスライドで説明。山崎広太郎市長や財界は、オリンピックの理念をゆがめ、メーンスタジアム建設予定地の天神北地区の再開発など、人工島事業の次のもうけの口実にオリンピックを使い、「新・都心構想」という新たな大型開発をすすめることがねらいだと話しました。
会場からも発言があいつぎました。新婦人早良支部の女性は「毎年夏休みに区内の小中学校のウォッチングに取り組んできました。昨年は地震のあと、校舎の継ぎ目にブルーシートがかけられたままのところもあります。オリンピック招致よりも先に予算をつけてほしい」。
博多区の女性は「4月から障害者にも応益負担が導入されます。仲間の間では障害者からお金を取るくらいなら、オリンピック招致なんてやめて、そのお金をまわしてほしいという声があがっています」。
総会は、「福岡オリンピック招致」を撤回させることを目的とすることや、この目的に賛同する個人・団体で構成し、安東毅九州大学名誉教授らを代表とする役員体制を決めました。
福岡市の将来のあり方は住民自身が決めるという地方自治の立場から、オリンピックを悪用した大型開発に反対し、暮らし、医療・福祉、教育の充実を願う運動としてすすめていくこと、5月中旬の臨時市議会までに10万人の招致反対署名にとりくむことなども決めました。
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