しんぶん赤旗 2005年12月18日
建築確認検査見直し求める意見書を否決
福岡市議会は16日、日本共産党、民主市民クラブ、社民市政クラブ、ネットワークが共同で提案した「建築確認検査制度の見直しと安全な建築物を求める意見書案」を自民党、公明党、みらいなどの反対多数で否決しました。
意見書案はマンション等の耐震性を示す構造計算書が偽造され、建築確認検査で見逃されていた事件が重大な社会問題になっているとして、政府と国会に対し、「建築確認検査の監視強化を図るとともに、確認検査員に違法行為の報告を義務付け、地方自治体の建築確認体制の強化のための措置を講ずるなど、建築確認検査体制の抜本的見直し」を要請するもの。
日本共産党は意見書を起案し、可決に向け他会派に協力を呼びかけました。
自民、公明は「(事件の)問題点がはっきりしていない」「官から民へは時代の流れ」「(政府の動きの)推移を見たい」などとのべました。