トップ > 政策と活動 > 特集 > 住環境 > 私たちのまちにギャンブルいらない—場外車券計画反対

政策と活動|特集

しんぶん赤旗 2004年9月6日

私たちのまちにギャンブルいらない—場外車券計画反対

駅前地図

福岡・博多駅前

九州の玄関口・福岡市のJR博多駅前に、競輪の場外車券場設置計画が3度も打ち出されて、地元住民の反対運動は7年におよびます。

計画消えたはず…

最初は、1997年から98年にかけて浮上したパシフィックマネジメント(東京)の「サテライト博多」車券場進出計画。地元住民と日本共産党支部が「住吉・美野島をよくする会」をつくり、建設中止の運動をすすめました。その結果、計画はいったん、立ち消えました。

ところが、3年後の2001年から02年にかけて、事業者側が用意周到に推進派請願署名も準備して地元説明会を強行しました。東住吉校区住民は、新たに「博多駅前の環境を守る会」(手島文雄会長)を結成、周辺の学校関係者などとも協力しながら設置反対総決起集会を開催し、1万1000人を超える反対請願署名を集めて対抗しました。

日本共産党市議団は、こうした住民運動に呼応して、「自転車競技法」で許認可を持つ経済産業省に博多駅前場外車券場設置を許可しないよう強く要請しました。

01年6月議会で、質問に立った比江嶋俊和市議にたいし、教育長も「青少年の教育環境に影響が出る」、市助役も「住民合意を尊重する」などと答弁。2度目の設置計画も事業者側は中断せざるを得ませんでした。

ところが、ことしになって、事業者を多摩川電気(東京)に変更し、年に250日開催、1日1000人、6階建ての「サテライト博多」完成予想図までつくって一方的な説明会を突然強行しました。

2万2000人の署名

車券場計画の現地周辺には小・中学校や専門学校などが30数校、医療機関も多くあります。「環境を守る会」の住民は「子どもの未来を考える会」などとともに共同して前回を上回る2万2000人超の反対請願署名を提出しました。

7月27日に開かれた請願審査の委員会で、日本共産党の星野美恵子、中山郁美両市議が「ギャンブル場は業者のいう地域活性化どころか、子どもの教育環境にふさわしくない」「3度にわたる自治会の反対決議や2万2000人の反対署名こそ、地元校区住民の総意だ」として、自民党推進派と論戦。市当局も「場外車券売場設置は望まない」とまで答弁しました。結局、請願は継続審議となりました。

博多区でこの7年間、反対住民とともに草の根の運動をしてきた比江嶋俊和市議は「市長に設置反対を表明させ、事業者が完全に車券場計画を断念するまで、何度でもたたかいぬきましょう」と呼びかけています。

>>> 特集「住環境」一覧へ
>>> 特集ページトップへ戻る

政策と活動
議員の紹介
トピックス
議会報告
市議会ニュース
リンク
お問い合せ

↑上へ