2010年7月26日
国保料引き下げ求め、市と交渉
「国保をよくする福岡市の会」は7月26日、高すぎる国保料の引き下げなどを求めて福岡市と交渉しました。日本共産党市議団の宮本秀国、中山いくみ、星野美恵子、ひえじま俊和、倉元達朗、熊谷敦子の各市議も参加しました。市側は国保指導課長、保険年金課長らが応対。
「会」の市川哲夫代表委員(南福岡民主商工会会長)が、国保料の引き下げや全世帯への保険証交付など要請書を手渡しました。有馬精一事務局長は、年所得233万円で44万円の国保料(介護分含む)は高すぎると述べ、「今年の国保料を引き上げたことは社会保障の理念に反する」と指摘。「本来一般会計で補うべき分を国保料に上乗せする方式を改め、一般会計繰入金を増やしてただちに引き下げるべきだ」と要求しました。
宮本市議は高すぎる国保料を払えない滞納世帯に対する市の取り立てが異常だと述べ、わずか数千円の銀行預金まで差押えした例を示して抗議しました。
市当局は従来の回答を繰り返しましたが、保険料については「非情に厳しい」との認識を示しました。また、一般会計繰入金について「金額は固定したものでない」と述べました。