2007年12月18日
国保料引下げ署名 継続審議に
「国保をよくする福岡市の会」が、市議会に請願していた「高すぎる保険料の引き下げを求める請願署名」の審査が、12月18日第2委員会で行われ、「継続審議」となりました。
日本共産党のひえじま俊和市議は請願の「採択」を主張しました。これに対し、これまで保険料の値上げに賛成してきた自民党、公明党、民主・市民クラブ、みらい福岡も、14万の署名を前に、不採択にすることはできませんでした。
ひえじま市議は「福岡市の場合、所得200万円で医療分、介護分を合わせて47万円もの国保料となる。これでは高すぎて払えない」と指摘し「払いたくても払えない世帯に資格証を発行して、保険証を取り上げることは許されない」と厳しく追及しました。さらに「法定外繰入を増やせば、保険料を引き下げることはできる。払える保険料にしてほしいという市民の願いにこたえるべき」と主張しました。
委員会では冒頭に、14万5,899人の請願者を代表して「よくする会」の安東毅代表委員が意見陳述を行い「3ヶ月余で14万筆を超える市人口1割以上の署名が集まったことは、市政史上では画期的なことです。署名に託された市民の国保料引下げを求める切実な声をしっかりと受け止めてください」と訴えました。
委員会開会前には、傍聴につめかけた60人の市民が議員に「請願を採択してください」と要請しました。
写真説明:傍聴者のみなさんにあいさつするひえじま・宮本両市議(写真中央)