2008年7月31日
こども病院問題の質問状に福岡市が回答
日本共産党福岡市議団は7月31日、さきに提出していた「こども病院の人工島移転問題に関する質問状」に対する吉田市長名の回答文書を受け取りました。
党市議団の「質問状」は、こども病院の人工島移転について様々な問題点をあげ、反対世論が高まっていることを指摘して人工島移転計画の撤回を要求していましたが、「回答」はこれにまともに答えず、移転先を人工島と決定した理由として「新病院で担うべき医療機能や規模を始め、敷地の活用性、療養環境、経済性、まちづくりの観点などを総合的に判断して決定したものです。これまで、市民説明会や患者・家族の方への説明会も実施し、本市の考え方はご説明してまいりましたし、様々なご意見もいただきました。しかしながら、すべての方のご要望をかなえる整備場所の確保は困難であります」と述べています。
総計17万もの反対署名を一顧だにせず「聞くだけ聞いた」といわんばかりの態度はまったく異常です。
また、党市議団は、反対請願を不採択にできなかった議会の意思を尊重するよう求めていましたが、「回答」は議会について何一つ述べていません。吉田市長の「議会軽視」の姿勢が改めて浮き彫りになりました。
こども病院の人工島移転問題に関する質問状に対する回答文書(PDF)