2008年7月25日
こども病院の人工島移転問題に関する質問状を提出
日本共産党福岡市議団(宮本秀国団長、6人)は7月25日、吉田宏市長に対して、こども病院の人工島移転問題に関する質問状を提出しました。靏川副市長が応対しました。
こども病院の人工島移転については、市民や患者家族から「人工島に移転されれば子どもの命が救えない」「人工島のツケを子どもに押し付けるな」「市長の公約違反だ」の声があがり、反対の請願署名が9万3586人に達するなど、世論が大きく高まるなか、22日の市議会第2委員会で反対請願が「継続審議」となりましたが、市長は数日中にも人工島移転を「最終決定」しようとしています。
党市議団はこうした事態を受け、「市長は市議会の意思を尊重して、こども病院の人工島移転を決定せず白紙撤回すべきだ」と要求し、市長の見解を問いました。
宮本団長は「市長の考えを市民に明らかにするため、市長自身の回答を求めたい」と述べました。
また、▼人工島のこども病院用地の面積について、市が突如説明を変え、「最低3ヘクタール」と広げたのはなぜか、▼前市長のもとで業務委託を受けたコンサルタント会社と継続して契約し、こども病院の移転先を人工島に導くための業務を指示してきたのは、「見直す」との市長公約と矛盾するのではないか、の2点についても市長の説明を求めました。
質問状の回答期限は31日。副市長は「市長に伝え、早めに具体的に回答したい」と述べました。