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しんぶん赤旗 2002年11月10日

市議団のとりくみ

博多港開発のケヤキ・庭石疑惑 ずさん管理、契約書に疑問

「切りぶかし」150本 枯死寸前も

人工島建設をすすめる福岡市の第三セクター「博多港開発」が、土地利用計画決定前にケヤキ六百本と庭石一万トン(合計10億円)を購入していた問題をめぐる疑惑で、日本共産党福岡市議団(宮本団長)は八日、記者会見で独自調査の結果を公表、「疑惑を調査しない山崎市長は怠慢」と指摘しました。

原田祥一市議が、鹿児島のほ場に植えられたままの博多港開発のケヤキ約五百四十本を調査した結果を報告しました。

ほ場では、1.「切りぶかし」と呼ばれる幹をバッサリと切った状態にあるケヤキが百五十本以上確認され、植木としての価値が大きく下がっていること 2.枯れる寸前の木も多数あること 3.博多港開発が示した十三カ所の所在地は、番地そのものがない二カ所をはじめ、四カ所で間違っていたことを明らかにし、「購入経過や価格についての疑問だけでなく、博多港開発の資産管理のズサンさも問われている」と強調しました。

また同市議団は、ケヤキを購入したさいの売買契約書をめぐる疑問点も指摘。市港湾局の説明では、宮崎県の高千穂営林署から購入の依頼を受け、九五年に二百本購入(一回目の購入)したとされていますが、この契約書に記されたケヤキの所在は、宮崎県延岡市と串間市、熊本県水上村となっており、高千穂営林署内ではありません。

博多港開発と売り手の林野弘済会熊本支部が結んだ同契約書に、「樹木(ケヤキ)は、福岡市が実施する東部地区緑地整備に使用する」と明記されていることも不自然で、原田市議は「ケヤキは将来、市が買い戻すという密約があったのではないか」と指摘しました。

宮本団長は、「調査では関係者の言い分が食い違い、政治家や天下り幹部がかかわっている疑惑も深まっている。博多港開発は市が51%出資している会社であり、その会社の巨額の浪費や不明朗なやり方は当然、調査すべきだ。市長には三セクにたいする調査権限が与えられているが、これを行使しないのは怠慢だ」と批判しました。

(写真は、記者会見する日本共産党市議団)

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