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しんぶん赤旗 2002年11月7日

市議団のとりくみ

ケヤキ、庭石に10億円 人工島事業をめぐり新たな疑惑
〜日本共産党市議団が調査、追及

第3セクター「博多港開発」が、基本計画さえ決まっていないのに、1本100万円のケヤキを600本、川辺川の石を1万トンを、合計約10億円で購入していたことが明らかになりました。10月の市議会決算特別委員会で、日本共産党の原田祥一議員が追及しました。

ケヤキ・庭石に10億円

ケヤキは、600本のうち543本を鹿児島県内13ヶ所に保管。保管料は1000万円にもなります。また庭石は、市内のふ頭で野積みしたままです。人工島では、更地と土砂のまんなかを走る道路に沿って、ケヤキ57本が並んでいます。

ケヤキを最初に購入した1995年は、人工島の埋立て工事着工後、間もない時期。使うあてもないケヤキと庭石に10億円は、あまりにも異常です。

3セクを舞台に政治家、市幹部、業者が

「博多港開発」の社長は市の元助役。市幹部が次々天下りし、市港湾局と一体で海岸部の開発を強行している3セクです。事業は破たんし、経営は悪化しています。

ケヤキや庭石の購入には、政治家がからんでいるとの指摘も。購入の直後に、衆議院など選挙がおこなわれています。

ムダな大型事業を舞台に、政官業による利権あさりが繰り返されている——疑惑は深まります。

破たん穴埋めに2000億円投入

博多港開発の施工する住宅用地が売れないと見たいくつかの銀行が、昨年融資をストップ。破たんが明白となり、融資銀行団から担保をせまられた山崎市長が今年4月、博多港開発工区の破たんを繕う「新事業計画」を決めました。市が土地を買い上げ新たな大型公共事業などで、穴埋めに投じられる税金、公的資金は、2000億円を超えます。

「新事業計画」の中心は、大規模公園とグリーンベルト。原田議員は「大量のケヤキや庭石の後始末に都合がいいもの」と言います。

計画つくったのは市長の友人

市から4200万円の委託料をうけて、この2000億円投入の計画をつくったのはコンサルタント会社「株式会社ガナス総合研究所」。同社社長との関係を、山崎市長は「ずいぶん昔からの付き合い。友人だ」(議会答弁)と認めました。人工島をめぐり、市民の知らないところで、どんなことがおきているかわかりません。

「でたらめだ」の声

この9月に明らかになった大規模公園の内容は、なんと広大な池をつくるというものです。「海を埋めて島をつくり、穴を掘って池をつくる。こんなばかな話があるか」と怒りの声があがっています。

ケヤキと庭石の疑惑にも、「でたらめだ」「許せない」の声が沸きおこっています。

人工島は中止、徹底調査を

日本共産党市議団は10月25日、疑惑の解明、人工島事業の中止、見直しを求める声明を発表しました。今すぐ人工島事業をストップし、疑惑を徹底解明することが求められます。税金のムダづかいをやめ、市民参加で見直すべきです。

市民の声

「1千円、2千円の単位で仕事をしているのに、木に100万円なんて」(介護サービス事業者)

「街路樹になんで100万円か。小さいのを育てればいいじゃない」(女性)

「ケヤキよりもっと適当なものがあるはず」(学者)

「管理費がかかるとわかっているのに、なぜ先に買ったのか」

「自分たちはこんなに苦労しているのに、1本100万円とは何だ」(中小業者)

人工島内にひろがる広大な更地


道路沿いに並ぶ問題のケヤキ


ケヤキの幹まわりを測定


これが1本100万円


テレビ局のインタビューに答える宮本秀国・日本共産党市議団長


大小の庭石が野積みされている(東浜)


積み上げられた大きな庭石



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