2004年3月19日
福岡市が水害対策を予算化
−住民と党市議団の要求実る−
福岡市は新年度予算議会の中で、御笠川の水害対策として「博多駅地区緊急浸水対策事業」(レインボープラン)の全容を明らかにしました。住民と日本共産党の要求が実ったものです。
その主な内容は、(1) 博多駅周辺の地下に雨水貯留管を新設 (2) 川に隣接する山王公園に雨水調整池を設置 (3) 家庭排水と雨水の分流化 (4) 浸透側溝の整備など、総額約300億円にのぼるものです。また、御笠川流域の雨水流出を抑制するために、132カ所の公園、18校の小中学校などの公共施設の調査も行います。昨年7月19日未明の集中豪雨による大水害をうけて計画したもの。
4年間で二度にわたって大水害にみまわれ、調査にのりだした党市議団は、御笠川の改修を要求するのとあわせ、視察した横浜市、名古屋市などの実例をもとに、学校や公園などを活用した貯水池や、地下雨水貯蓄施設の整備などの総合治水対策を繰り返し提案してきました。
また、地元の党東博多地区委員会は水害シンポジウムにも取り組みました。
比江嶋俊和議員(博多区)の話
私が議会で具体的に提案したことが多く取り入れられています。住民のみなさんからも期待の声があがっています。人工島などムダな大型開発ではなく、水害対策のような生活と安全を守るための公共事業へ改めることが大切です。