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しんぶん赤旗 2005年3月29日

家屋の43%が「危険」「要注意」傾く家、公的支援ぜひ
東区・志賀島

「田畑に行く余裕は、まだないですたい。それより住むところをなんとかせんと…」。福岡西方沖地震で道路が寸断され、家屋にも深刻な被害を受けた福岡市東区の志賀島の住民からは、“生活再建への支援”が緊急かつ切実な課題としてあげられています。

日本共産党の国会議員団、地震対策委員会は27日、震災の復旧支援対策を確立させるため被災地で島の復興を願う住民らと懇談、島の様子を調査しました。

志賀島は、震源となった玄界灘に突き出た半島の先にある島です。震源からの距離も近く、余震への不安も強く残っています。

島の外周を囲む県道は、東西2箇所で道路に亀裂が走り、土砂の崩落が起こり通行止めとなっています。島の中央を走る私道が唯一、集落間をつなぐ道路となっています。

日常の生活道路の遮断に、海岸沿いの弘地域の住民は「一日も早く復興してもらわないと、いつ集落が孤立するか…」と不安を訴えます。

島のあちこちには、土砂の崩れた跡があり、立ち入り禁止の掲示も目立っています。

市の担当職員は、「定期的なパトロールを実施し、随時補修を行う」としています。また通行止め個所については、「徒歩通行を可能とすることなどを含め、早期の復旧を目指す」と話していました。

インフラの破壊に加え、住民生活に重くのしかかる不安が家屋への深刻な被害の実態です。応急危険度判定では、島の家屋43%が「危険」「要注意」などの判定を受けています。

梁(はり)や柱の傾きなどが確認されている家の男性は、「もし、再び地震があったら92歳になる、ばーちゃんをつれては逃げられない。今は、知り合いの家に避難させているが…」と心配顔。家の補修についても、「土台からきちんとつくり直さなければ、不安でしょうがない」と話します。

島には、古くからの生活の跡をうかがわせる築100年という家屋が多数存在しています。

傾いた家の片付けをしていた農家の男性は、「田畑の被害状況までは、とてもわからん。住宅復旧のための公的支援がどうしても必要」と訴えました。

志賀島では避難所に避難している住民は26日時点で81人。ピークの250人からは減少しましたが、依然、知り合いの家での生活や「要注意」家屋での生活を強いられている住民も多数います。

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