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政策と活動|特集

しんぶん赤旗 2004年8月4日

福岡市の公立保育所民営化

「保育士入れ替り」「営利」に不安
市の調査でも判明 市民の多数が反対

福岡市はこのほど、公立保育所の民営化について募集した市民意見の結果を発表しました。

個人・団体から1642の意見が寄せられましたが、その圧倒的多数が民営化に対する不安や反対の声です。

ところが市は民営化の方針を変えないことを明らかにしました。市民からは「民営化先にありきで、パブリック・コメントは形式だけ」など怒りの声が上がっています。

意見募集は4月から約1ヶ月間実施。最も多かったのが「公立保育所はベテランの保育士がいる一方、民間の保育士は若い人が多く、入れ替わりが多いので不安(153件)」でした。この他「民間は営利目的であるため不安(127件)」「民営化は公的責任の放棄。保育は公的責任で(110件)」など。

市は来年度から、順次民営化する計画です。公立保育所民営化については、日本共産党市議団が4月、撤回を市長に申し入れていました。

市議会には、2万3315筆の公立保育所民営化反対の請願署名が提出されています。

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