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しんぶん赤旗 2002年7月12日

O157集団感染で調査

調査団

日本共産党福岡市議団(宮本秀国団長)は九日、市内保育園で発生した腸管出血性大腸菌(O157)の集団感染について、市感染症危機管理対策本部などから話を聞きました。衆議院九州沖縄ブロック事務所からも同行しました。

今回のO157集団感染で、感染者は十日現在、百九人に上り、うち十人が入院中、溶血性尿毒症症候群(HUS)患者が九人、四人が人工透析を受けています。

調査団は、O157発生の経過やそれに対する市の対応、調査の現況などの説明を求め、被害者救済策の確立などを要求しました。調査団は、食中毒予防の根本問題として「食品衛生監視員」による集団給食施設の検査・指導・監督が、福岡市では十分に行われているのかとただしました。

これに対し市保健福祉局は、集団給食施設への監督、立ち入り検査などについては規定(年に十二回)どおりしていないことを認め、当該保育園には、二年間で三回しかしていなかったことがわかりました。

調査団は「こども病院・感染症センター」も訪問し、入院感染者の病状やHUS患者について市内二つの大学病院と連携をとりつつ対応しているなどの説明を受け、こども病院で人工透析の機器や専門医が不足してることがわかりました。

福岡市議団は、原因究明と被害者救済、予防体制の確立に向けて政府交渉などをする予定です。調査には、つの豊臣、清水とし子両福岡県議候補、中山いくみ、熊谷敦子両福岡市議候補が同行しました。

(写真は、こども病院・感染症センターの医師らから話を聞く調査団=7月9日、福岡市中央区)

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