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しんぶん赤旗 2002年4月5日
福岡ドーム場外馬券場反対
周辺の父母ら署名 市長も表明
福岡市中央区の福岡ドームへの場外馬券売り場設置計画に反対している「福岡ドーム周辺の教育環境を守る福岡市小、中、高PTA等連絡協議会」のメンバーら約二十人は四日、同市天神で署名活動を展開。一時間で二百十四人分の署名が寄せられました。
行動では、早良区小学校PTA連合会の坂田浩司会長が、「場外馬券場ができたら、子どもたちだけでドームにいかせることもできなくなる。福岡市のシンボル、福岡ドームにとってもそれがプラスになるのか。子どもたちの健全なスポーツの殿堂にギャンブル場はいらない」と訴え、署名を呼びかけました。
「テレビでやってたね」「私も反対」。通行人からは強い反応があり、主婦や中高生だけでなく、背広の男性たちも署名に応じていました。
署名行動の参加者は、「馬券は自動販売機でだれでも買えてしまう。青少年にとっても悪影響」「地元住民の同意もありません」などと説明。署名に応じた公務員の女性(三四)も、「知らない間に決まっていて驚いた。子どもたちへの影響が心配」と話していました。
馬券売り場は、佐賀県、熊本県荒尾市、岩手県の三競馬組合とドームが計画。地元住民ら約十万人の反対署名におされる形で、山崎広太郎市長は二日に「反対」を表明しています。
同協議会は、「『表明』を後押しし、主催者側に計画を断念させるために、市民の意思を形で示したい」と七日まで街頭活動を続ける予定で、六日には、決起集会を開きます。今後、署名は三競馬組合などに提出したいとしています。