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しんぶん赤旗 2001年12月17日

福岡ドームに馬券売り場はいらない
住民200人が反対集会

佐賀、荒尾、岩手の3競馬組合とダイエーが福岡ドーム前に合同場外馬券売り場を設置しようとしている問題で15日、地元住民らは福岡市中央区の地行中央公園で抗議集会を開きました。「馬券売り場に反対する福岡連絡会」が呼びかけたもの。

馬券売り場は来年春のオープンを目指しています。事前に地元住民には知らされず、計画が新聞報道で伝えられ、子どもらの教育環境・生活環境に悪影響を及ぼすと反対運動が広がり、「馬券売り場はいらない」の声は日増しに高まっています。

当日は、寒波が押し寄せて、寒い中を200人の地元住民が参加。各校区の代表が、それぞれ校区での取り組みを紹介、設立を強行しようとしているダイエーに対して抗議と馬券売り場の中止を求めて切々と訴えました。

集会に参加した全員で、住民の声に耳を傾けない3競馬組合とダイエーに対して抗議文を採択。十分な調査と時間をかけて検討するよう申し入れたにもかかわらず、安易に認可を与えた農水省に対しても、武部勤農水相に抗議文を送ることを決議しました。

集会終了後は、福岡ドーム一周のデモ行進のあと、ダイエーの担当者に面会を求め、抗議文を読み上げ手渡しました。

参加者は、計画を断念するまで、粘り強く運動していくことを確認しあいました。

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