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議会報告

2016年予算議会

「保育園落ちた!」問題は解決するか、髙島市長の「福岡NEXT」をただす

2016年3月22日 中山いくみ市議の総会質疑

中山郁美市議

福岡市議会の条例予算特別委員会総会質疑で2016年3月22日、日本共産党の中山いくみ市議は髙島市長がすすめる「福岡NEXT(ネクスト)」と保育の問題について質問しました。


髙島市長は地域の集まりなどで「アベノミクス効果で税収の伸び日本一」などと礼賛しつつ、「動き始めた『都市の成長』と『生活の質の向上』の好循環」などとして「圧倒的福岡時代」をつくると宣伝。こうした施策を「福岡NEXT」などと称しています。

中山市議はアベノミクスのもとで大企業の内部留保が300兆円をこえる一方で実質賃金が4年連続で低下したことをつきつけ、アベノミクスは破たんしているのではないかとたずねると総務企画局長は「アベノミクスの評価を一自治体が行うことは適当でない」と市長の発言とは違う答弁し、議場から失笑が漏れました。

また、「生活の質の向上」どころか、市内の大企業の税収が1.5倍になる一方で市民の平均給与収入、市民1人あたりの家計の可処分所得、国保世帯の平均所得がマイナスになっていることが判明。「市民は貧しくなり、生活の質は低下しているのではないか」と追及しました。

また、市長が「過去最高の税収」になったとして「成長の果実を市民へ」と述べているのに、それが本当ならなぜ就学援助の切り下げなど福祉・教育を切り捨てるのかと批判。実際には大企業のための大型開発につぎ込まれている実態を告発しました。

中山市議は、財界と市の幹部が一体になった組織「福岡地域戦略推進協議会」が市長就任直後に立ち上がり、ウォーターフロント(WF)地区や天神の再整備などはこの組織で描かれた絵が着々と具体化されているものだということを明らかにしました。

WF地区でのカジノリゾートについても、市は「国における適切な法整備などが不可欠」と述べていることをとりあげ、国が法整備したらゴーサインを出すのかとただしました。局長は “カジノは認めない”とは明言せず、容認に含みを残しました。

中山市議は財界を司令塔とするムダな巨大開発をやめるよう迫りましたが、市長は「しっかりとりくむ」と推進姿勢を示しました。


保育の問題では、新年度の入所にあたり福岡市で2400人もが一次選考に落ちたことが質問で明らかに。こども未来局長は、詰め込みなどで2000人は何とかなるという趣旨の答弁をおこない、中山市議は厳しく批判するとともに、公立保育所の増設、公共用地の無償貸与などによる認可保育園の新設などの抜本的手だてをとるよう求めました。

保育士の処遇について、中山市議が保育士の賃金とすべての職種の給与平均を比べるとどうなるかと質問すると、局長は比較する事業所規模を勝手にしぼりこんで保育士の賃金が平均の労働者よりも高いとする異常な答弁をしました。中山市議が「どんな報道でもそんな比較はしてない」とただすと議場は静まり返りました。実際には全職種との比較で年収が80万円ほど下回っていることが明らかになり、市として賃金引き上げのための手だてをとるよう要求しました。

また、保育料の算定方式がかわり、ある保育園では半分の世帯が昨年9月から引き上げとなり、中には月5万7800円の値上げになったケースもあると紹介。元に戻すよう市長に迫りましたが、市長は応じませんでした。


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