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2016年予算議会

学校教室の暖房使用認めよ

2016年2月18日 倉元達朗市議の議案質疑

倉元達朗市議

2016年2月18日、福岡市の2月議会で、日本共産党の倉元達朗市議は、中学校へのエアコン設置に関連する議案質疑を行いました。


福岡市教育委員会は、大手業者が一括して受注するPFI方式での設置を提案。同じ方式をとった昨年の小学校への設置では、地場企業の受注率は6〜7割にとどまっています。

倉元市議はPFI形式をやめ、直接発注に切り替えて、100%地場の中小業者を使うように提案しましたが、教育長は拒否、PFI方式に固執しました。


質疑では暖房使用についても要求。市教委は小学校の全普通教室にエアコンを設置したのに冬季の暖房に使うことを認めておらず「衣服で調整が可能」という態度をとっています。

倉元市議は、1月下旬に記録的な大寒波が来たのにこの方針を変えなかったとして、国の学校環境衛生基準で「10℃以上が望ましい」とされ、学校保健安全法で同基準の遵守が定められているのに、10℃以下になっても暖房を使わせない市教委はおかしいと批判しました。

また、インフルエンザも警報レベルに達しており、北九州市では暖房使用によって発症が減ったことをつきつけつつ、暖房の使用は予防に不可欠だと指摘。

さらに、中学生は制服のため「衣服での調整」ができない実態や、冬季の教室の最適な室温は18〜20℃だとしている国の考えも紹介。それなのに暖房使用を頑なに認めない市教委の態度はインターネットなどで「信じ難い」とする反響が広がっていると述べました。

倉元市議は、「子どもたちを寒さに震わせておいて何を身につけさせようというのか。忍耐か、根性か。そんなことより、やるべきことはたくさんある。学力向上というなら、よい学習環境を整えて思う存分学んでもらうことだ。がたがた震えながら学習するより効率的だということは誰だってわかる」と厳しく指摘し、普通教室の暖房使用を迫りました。

教育長は、「温度調査を行いながら、必要性について検討する」などと答弁しました。

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