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議会報告

2015年12月議会

市立病院幹部の不正問題をただす

2015年12月16日 中山いくみ議員の一般質問

中山いくみ市議

日本共産党福岡市議団の中山いくみ市議は、福岡市議会で一般質問に立ち、市立病院の幹部の不正問題などを追及しました。


福岡市民病院の事務局長をつとめた人物が在職当時の2011年に起こしたとされる事件が問題になっています。一つは、以前からつきあいのあったA社に掲示板製作の仕事をとらせるために、係員から他の2社の見積金額を聴き出した上で、A社が最も低い額になるように調整せよに指示した疑いです(事件1)。もう一つは、A社に表示板等の製作の仕事をとらせるために、他の業者の見積書を用意するよう働きかけて提出させ、その見積書を使い、見積合わせを行ったかのように部下に偽装させ、その上でA社に決定させた疑いです(事件2)。福岡市民病院・こども病院を擁する独立行政法人・福岡市立病院機構は、調査をおこない、この人物を停職3か月の懲戒処分としました。

中山市議は、ほとんどが黒塗りされている、機構による事情聴取と報告書を示しながら、「黒塗りではわからない」として、市に説明を求めました。

質疑を通じて、事務局長が地位を利用して部下を脅し、入札妨害をした疑いが浮かび上がりました。談合防止法や刑法を犯す恐れがあり、機構の処分説明書でも「法令にも抵触する」と述べていることをあげ、何らかの見返りがあったのではないかとただすとともに、停職3か月は軽すぎると批判。第三者機関を立ち上げて調査し直し、刑事告発も検討するよう機構に指示すべきだと髙島市長に迫りました。

市の保健福祉局長はこの人物の金銭授受について否定。「時間がない中で品質を確保するため」に行った行為だったとして、事務局長を事実上かばう答弁をしました。

2つの事件について市長は「責任を感じている」「信頼を損なう結果となったことについてお詫び申し上げる」としつつも、機構の調査と処分は「適切に行われた」とする答弁をしました。

この事務局長は両市立病院の独立行政法人化を機に麻生系の民間病院から来た人物です。中山市議はこの人物についてパワハラやセクハラの告発が現場からあることを指摘し、調査を求めました。

局長はこの問題について「病院側に伝える」とのべるにとどまりました。


保健福祉審議会の高齢者分野部会で、敬老金を大幅に縮小することや高齢者乗車券の廃止・縮小が検討されている問題でも質問しました。

中山市議は「市民が長寿を敬い、高齢者に喜んでいただいてきたもの」として敬老金の意義を強調。また、高齢者乗車券については、高齢者の社会参加と健康増進につなげる大切な制度であることを示して、こうした制度の削減・廃止計画をやめるよう市長に求めました。

市長は「配る福祉から支える福祉へ」「大胆な発想転換が必要」などとして、見直しの方向を「着実に推進してまいりたい」と答弁。高齢者に冷たい姿勢をあらわにしました。


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