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議会報告

2014年予算議会

全学校への冷暖房導入、企業立地交付金、中央保育園の移転について

2014年2月17日 綿貫英彦市議の議案質疑

綿貫英彦議員

2014年2月17日から福岡市の2月議会が始まり、日本共産党から綿貫英彦市議が議案質疑に立ちました。


長年の日本共産党の質問と市民の運動をうけ、市は市立小・中学校にエアコンを設置することを決定。まず15校の整備費7億1,297万円の補正予算案を2月議会に提出しました。

綿貫市議は、子どもの間に格差を生じないよう設置に4年もかけるのではなく、新年度中に一気に導入することを提案。横浜市や広島市の例もあげて、地場外の大手が中心となるPFI方式ではなく地元の中小業者に優先発注するよう求めました。また、冬場の暖房を使用させないという不当な制限もやめるよう迫りました。

教育長は設置について「できるだけ期間を短縮する」と答え、発注も「地場への発注機会をできるだけ検討」と答弁しました。冬場の暖房については「必要ない」と冷たい答弁をしました。

また、綿貫市議は、人工島などの企業立地交付金を増額する補正予算案についても質問。上組など大手4社には土地売却価格の引き下げ28億円と立地交付金35億円の計63億円もの支援をしている事実を暴露し、「人工島の破綻救済に他ならない交付金増額はやめよ」と要求。市長は「立地交付金は重要な制度」などと無反省な姿勢を示しました。

この他、中央保育園の移転についても質問。移転先の新施設の建設に関して、4月開園に間に合わせようと工事を急いだものの、結果的に2ヶ月ほど延期し、工事中にも仮園舎として使用する計画が明らかになり、追加費用を市が負担するための補正予算案が計上されています。これについて、綿貫市議は、保護者などの声を無視した市長の強引な姿勢に責任があると追及しました。また、工事中の新園では、133人の子どもと29人の職員の一時避難場所がわずか60平方メートルしかない事実を明らかにし、近隣の今泉公園や警固公園には避難が困難だと指摘しました。綿貫市議は「開園の前提とされた安全確保はされていない。計画を中止し、入所を必要とする子どもたちの安全・保育を保障しつつ、現地での建替え計画にもどせ」と提案しましたが、こども未来局長は「安全性は十分確保」などと無責任な答弁をおこない、市長も移転強行を続ける姿勢を示しました。

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