トップ > 議会報告 > 2013年度決算特別委員会> 市長の出張・公約問題をただす
2013年度決算特別委員会(2014年10月)
国保料引下げ、箱崎中学校移転を迫り、志賀島渡船の大岳廃止を追及
2014年10月23日 中山いくみ市議の質問
2014年10月23日、日本共産党の中山いくみ市議は、2013年度決算特別委員会の総会質疑に立ち、髙島市長の市長の出張・公約問題についてとりあげました。
9月議会に引き続き市長の出張問題を追及。2014年2月24〜27日の東京出張について、出張命令書や航空運賃の領収書、情報公開文書を偽造したのではないかという疑いは依然解明されていません。中山市議は、市長が出張命令書の訂正作業と過年度支給の手続きさえ終わらせず、何の報告もしないまま決算に付そうとしていることを厳しく批判しました。
公用での出張と私的用務の区別にかかわり、市長は私的用務のさいには「キーパーソン」と会っていると答弁しましたが、中山市議は、その中に「関係省庁の方々」が含まれていることを指摘し、公務でもないのに省庁関係者が会えば不適切な関係になるとただしました。
また、公務と私的用務の区別の基準を尋ねましたが、総務企画局長は「総合的な判断」と答えたものの、文書上の根拠を示すことはできませんでした。
市長は高額なハイヤーを利用する理由として省庁を訪問する際に「事前登録が必要だから」として、国家戦略特区の管轄をしている内閣府に「少なくとも1回以上」訪問したと局長は答えました。ところが中山市議の調査では1件も事前登録の記録がないことが明らかになりました。
市長の1期目の公約については、「学校給食の無料化」は公約だったのかとただすと市長は「将来的な政策の方向性」だと答え、公約であることを否定しました。また、子どもの医療費助成について「入院は中3まで、通院は小学生まで」と今議会で答弁したことについてその実施時期や範囲を尋ねましたが、保健福祉局長は「検討している」と答えるだけで明らかにしませんでした。それ以外にも、保育園の待機児童解消、障害者施策、地域コミュニティに関する公約について追及しました。
中山市議は市長が公約を破ってきた実態を明らかにし、「有権者はあなたの言うことを信用できない」「市長選挙への立候補を取りやめるべきだ」と迫りました。市長は「128社を誘致し、1万人の雇用を創出した」などのごまかしの数字をあげ、市長選への出馬の意向を表明しました。