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議会報告

2013年予算議会

市立幼稚園の廃園撤回を、学校の体罰なくせ

2013年3月21日 中山いくみ市議の総会質疑

中山いくみ市議

2013年3月21日、福岡市議会で中山いくみ市議が条例予算特別委員会の総会質疑に立ち、市立幼稚園の廃園、学校での体罰をなくす問題についてとりあげました


市は市立幼稚園8園を廃園にする方針を打ち出しており、中山市議は、市がその理由としている包括外部監査を詳細に分析。実は「廃園」を求めるものではなく、逆に市立の設置の必然性・メリットを明確にせず、必要な教員配置もしてこなかった市教育委員会の怠慢こそが問題にされている事実を明らかにしました

中山市議は、市が「市立園は老朽化で、建て替えは8億円かかる」ことを廃園の理由にしていることについて、鉄筋コンクリート造りの市立園の場合、学校と同じ基準ならあと20年はもつと指摘。また、市が「保育料が安いメリットを特定地域だけ享受している」といって、費用の安い市立園をなくして「平等」にするとしていることを、教育の機会均等を奪う逆立ちしたやり方だと厳しく批判しました。さらに、私立では受け入れてもらえなかった障害児を市立園が受け入れたケースを紹介。市立だからこそ果たせる役割を明らかにして、市教委側の「廃園」の論拠を次々に突き崩しました


中山議員は「市立が素晴らしいから選んで通わせている」という市立園の父母から聞き取った生の声を直接市につきつけ、「廃園はその選択肢を奪うのではないか」と追及。「この幼稚園が大好き。絶対に廃園にさせたくない」というお母さんの願いを読み上げ、廃園検討をやめるよう迫ると、高島市長も教育長も「民間で担えるものは民間に委ねるという方針のもと、廃園が適当。パブリックコメントを行い検討して行く」とくり返すことしかできませんでした


学校の体罰をなくす問題では、市の調査では昨年5件しか報告がなく、新たに行ったアンケートでも記名式となっているなど、児童生徒が正直に答えにくい問題をただしました。中山市議は、実際に市内の学校で、正座した生徒の腹部を3発蹴ったケース、私語をした生徒に後ろからとび蹴りしたケースが発生したことを指摘しましたが、市教委は把握していないことが明らかになりました

中山市議は、「暴言」と「指導拒否」をくり返したとされる、ある市立高校の生徒の事例を紹介し、「調教してやる」「欠席も早退も許さない」と言われ、襟首をもって後ろに引き倒されたり、教師とのもみあいでけがを負ったことなどを紹介。冷静・客観的な判断をして当事者に進言する常設の第三者機関が必要ではないかとたずねました。教育長は「今後国や他自治体の動向をみながら検討する」と答弁しました

中山市議は、現場では進学率や部活動の実績をあげる強いプレッシャーをうけて、教師からゆとりが奪われているとして、自主的に教師たちが考えられる時間・体制の確保を求めました


この他、中山市議は、市が民間保育園に貸与している土地を有償化しようとしている問題についてただしました。


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