2012年予算議会
公契約条例の制定、学校給食の民間委託中止求める
2012年3月21日 綿貫市議の総括質疑
日本共産党の綿貫英彦市議は、3月21日の福岡市議会条例予算特別委員会の総括質疑で、公契約条例、小学校給食の民間委託の問題について市長らをただしました。
公契約条例の問題では、綿貫市議が、現場からの聞き取りにもとづいて、福岡市の公共工事の現場では設計労務単価の半分しか払われていない現実をつきつけると、市側は設計労務単価は「実態調査にもとづくもの」などと現実を見ない答弁に終始し、公契約条例の制定に対して「国が考え方を整理すべき」「国や先行都市の事例を注視する」と述べるにとどまりました。
学校給食調理の民間委託を福岡市が新年度6校で試行しようとしている問題について、調理員と学校関係者とのやりとりが日常的に行われており、偽装請負が起こりかねないと指摘しました。また、対象校を決めてからわずか4カ月で試行を急ぐのは反対の声が広がるのを恐れているのではないかと批判し、民間委託の中止を求めました。市長は「最小の経費で最大の効果は地方自治の基本」などと特異な見解を披露し、計画を推進する姿勢を示しました。
この他、綿貫市議は、学生への就職支援策、市職員の雇用の問題で市をただしました。