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議会報告

2012年6月議会

国保料引き下げ、給食民間委託中止、フリークライミング施設整備を
熊谷敦子市議が質問

2012年6月22日 熊谷敦子市議の一般質問

2012年6月22日、福岡市議会の定例会で日本共産党の熊谷敦子市議は国民健康保険料の引き下げを求める一般質問を行いました。

今年度の福岡市の国保料は、年所得233万円の3人世帯(40代夫婦と子ども1人)では年43万2800円となり前年比3800円の引き上げになります。

市は国保料のうち介護分が引き上げとなったと説明していますが、保健福祉局長は介護分に手を打たないことについて、「国から示される基準にもとづき全国一律の負担している」と言い訳。熊谷市議が「国の担当者に聞いても一般会計繰り入れの禁止規定はない。現に繰り入れしている自治体がある」と批判すると、局長は答えられませんでした。

熊谷市議は、昨年度は8億8000万円の特別繰り入れをして国保料を引き下げたのに、今年度は5000万円しか繰り入れず引き上げとなった事実を指摘。今回の引き上げは高島市長の引き下げ公約に背くではないかと追及すると、市長は答弁に立てず、局長が「昨年度引き下げた」と開き直りました。

熊谷市議は特別繰り入れを増やし国保料を引き下げること、国庫負担金増額を求めました。局長は引き下げそのものは拒否しましたが、国庫負担金については「国へ積極的に要望する」と答弁しました。


小学校給食の民間委託の6校での試行が9月に予定されています。熊谷市議は市教委による保護者会説明の参加がPTA総会のついでに行われ、参加も1~2割しかない実態を指摘。とうてい保護者の納得を得た状況ではないことを示しました。現在の調理員の解雇は許されないと迫りました。

また、経費削減のために強行している市の姿勢を批判し、別の市では調理員の時給が910円から680円と25%もダウンし、調理員69人のうち31人が入れ替わる不安定な実態であることを紹介。委託試行の中止、直営自校での給食充実を要求しました。

この他、熊谷市議はフリークライミングの公共施設の増設を求める利用者の声を紹介し、福岡市としても整備し、支援を行うよう要求しました。


以上


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