2011年予算議会
ゼネコン関係者と市担当幹部の参考人聴取を提起
2011年3月9日 中山いくみ議員の総会質疑
日本共産党の中山いくみ市議は3月9日、市議会条例予算特別委員会の質疑で、こども病院の人工島移転計画「再検証」についてただしました。
専門委員や患者家族、市民などからなる「調査委員会」が3月6日の会議で、前市長時代に現地建替え試算をゼネコンに聞いて1.5倍にした経緯について「資料もなく根拠がない」と断定、市に対し「猛省」を促しました。
市は2007年当時、「現地建替え128億円」との試算を発表し、人工島が「適地」と決定。しかし、市が委託したコンサルタント会社の試算を市がゼネコンにヒアリングして勝手に1.5倍にしていたことが発覚。
これについて実際にヒアリングに行った当時担当課長(現部長)が調査委員会で説明しましたが、報道されたゼネコンの証言と完全に食い違っています(詳細は右図)。これを解明せずに済ませることはできません。
中山市議は、事実関係を知りうる唯一の市幹部であるこの部長を議会に出席させ、答弁するよう要求しましたが、高島市長は不当にも拒否しました。
「ならば議会として解明するために、当人とゼネコン関係者を参考人招致しよう」と提起しましたが、理事会での協議で、自民、公明、民主、みらいが反対し、実現しませんでした。