2010年9月議会
「吉田市長は市長にふさわしくない。出馬やめ身を引くべき」
吉田市政の4年間を検証
2010年9月10日 中山いくみ議員の一般質問
9月10日、福岡市議会で日本共産党の中山いくみ市議が質問にたち、この4年間、市政の各分野で吉田市長が市民の期待を裏切り、公約違反を重ねてきたことを明らかにしました。
こども病院の人工島移転 子どもの命と健康守れぬ
民主党政権が子ども手当の財源と称して年少扶養控除の廃止。その結果、子ども手当を受けても負担増になる世帯があること、控除廃止で所得はかわらないのに保育料等が引き上げになるおそれがあること──熊谷市議はこの問題をただしました。
中山市議はこども病院の人工島移転を見直すのが市長公約だったと指摘。ところが市の幹部だけで成る検証チームをつくり、わずか1年でゴーサインを出しました。市民は25万筆の署名で反対しましたが市長は拒否。「明らかに公約違反」「子どもの命と健康は守れぬ」と追及すると市長は「検証の結果、適地だった」と答えました。
また市側は移転決定の過程をめぐり住民訴訟がおきている問題について「手順をふんできた。一部の人は理解せず訴訟した」と答弁。移転反対の多数の世論を敵視しました。
人工島事業にしがみつき 福祉・教育をきりすて
また、中山市議は、吉田市長が「土地を造って売るという手法に限界がある。金を呼び込むための開発にさようなら」と公約したにもかかわらず、人工島の埋立をつづけ、土地も売れずに叩き売りしていることを批判。
他方で、市立病院の独立行政法人化で医師・看護師不足が生じた問題や、「中止の方向で見直す」とした公立保育所の民営化を強行したことを指摘しました。
中山市議は、吉田市長が教育予算削減による学校の老朽化、今年の国保料値上げなど「住民の福祉の増進」という自治体本来の仕事の予算や職員を削った事実をあげました。
財界やオール与党に 「心耳をすます」市長
市民の声を聞くといいながら「心耳をすまして」きたのは財界やオール与党の声だけだったと、中山市議は市長を追及。「市長にふさわしくない。出馬をやめ身を引け」と迫りました。