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議会報告

2010年6月議会

ワクチンや検査の公費負担にふみきれ
過去最悪の保育園待機児童数 抜本的な新設計画を

2010年6月16日 倉元たつお議員の一般質問

日本共産党の倉元たつお市議は、6月市議会でHTLV-1感染予防対策、、ヒブワクチンの定期接種、子宮頸がん予防について、患者団体や市民団体からの聞き取りにもとづいて質問しました。


HTLV-1 白血病の一種や、せき髄の病気…… 妊婦への検査に市の助成を

HTLV-1というウイルスは、「成人T細胞白血病」(ATL)や「せき髄疾患」(HAM)の原因ウイルスです。感染者は全国で百万人以上と推測されています。母乳での感染が主な経路なので、妊婦への検査を患者団体も求めています。

倉元市議は患者団体から聞き取った切実な声を届け、検査への助成を提案しました。


細菌性髄膜炎 赤ちゃんが高熱、20%が後遺症、5%死亡 ヒブワクチンの定期接種を

細菌性髄膜炎は、全国で年約1000人の子どもがかかり、5%が死亡、2割に後遺症が残ります。最初の症状は、風邪の胃腸炎とほぼ同じなのでベテランの小児科医でも早期発見が難しいとされます。この病気の予防にきわめて有効なのがヒブワクチンです。

倉元市議は、札幌市ではすでに実施しているように定期接種化へ市が助成すべきだと市長に求め、米国では発生率が激減したことなどを紹介しました。市長は「国の同行を見守りたい」と消極的でした。


子宮頸がん ウイルスが原因、ワクチンで100%防げる 10代女性にワクチンを

子宮頸がんはウイルスの感染が原因です。近年、このウイルスの感染を予防するワクチンが開発されており、10代女性がワクチンを接種することで、感染のほぼ100%を防ぐことができるともいわれています。

倉元市議はワクチンへの助成を始めた山梨県のとりくみを紹介。本市でも公費助成すべきと求めました。市長は「国の対応を見ながら今後検討する」と答えました。


つめこみで何が起きているか 現場の実態を生々しく告発

また、倉元市議は、過去最多の数になった福岡市の保育園待機児童の問題をとりあげました。

倉元市議が従来の市のやり方は、新設をせず、今ある園につめこむものだと追及すると、市側は「保育の質は確保されている」と答弁。

これに対し倉元市議は、「子ども同士のトラブルが増えた」「一人ひとりの子に目が行き届かない」「本を読んでいる子の横では走り回る子」「給食も住まないうちに同じお部屋でお昼寝の準備を始めなければならない」など現場の実態を告発し、子どもの発達の保障はできないと批判しました。



市内園の8割が市有地無償貸与──なぜこの方式やめた

倉元市議は、子どもと保育現場に犠牲を強いる「つめこみ」ではなく、保育園の新設を抜本的にふやすよう市の計画を見直せと市長に迫りました。

新設の最大のネックが用地の確保。市が市有地の無償貸与を「有償貸与の園との均衡を欠く」と言ってやめたことについて、倉元市議は「市内158園のうち8割の124園が無償貸与」「均衡というなら無償貸与こそ」と指摘し、これまで無償貸与で大幅に建設がすすんだが、9年前にこの方式を投げ捨てたのは市ではないかと追及。市はまともに答えることができませんでした。


国の保育制度改悪に反対を表明せよ

公的責任の縮小、最低基準の緩和、応益負担など国が導入をねらう「新たな保育制度」に市長は反対すべき──倉元市議は6月に市の保育協会が1100人もの総決起大会を開いたことも紹介し、こう求めてきました。

市長は「国の動向に留意しながら慎重に対応する」と答弁しました。


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