2009年9月議会
天神を流れる那珂川の改修急げ
2009年9月11日 宮本秀国議員の一般質問
日本共産党の宮本秀国市議は9月11日、7月の集中豪雨被害と河川改修について質問しました。
福岡都心を流れる二級河川・那珂川は、上流域の記録的豪雨のため、氾濫危険水位を超え、各所で護岸崩壊、溢水、住宅浸水、道路冠水の被害が出ました。避難勧告は2万4000世帯に及びました。
宮本市議は那珂川氾濫の原因について、上流の南畑ダムのさらに上流で五ヶ山ダムが建設中のために森林が伐採され保水力が低下していること、河川改修が極端に遅れていることを指摘しました。
とりわけ那珂川の「広域基幹河川改修事業」は1975年から56年間の長期計画で、現在12%。宮本市議は、市が作成した文書で「那珂川は、一度氾濫すると、都市機能が集積する天神地区に甚大な被害を及ぼす、治水上重要な河川である」「早期改修が喫緊の課題である」と明記されていることを示し、「県に強力に働きかけることは当然。現計画を直ちに見直し、予算を確保し、改修事業に取り組むべきだ」と迫りました。
吉田市長らは「県や国に要望し河川改修に取り組んでいく」との答弁を繰り返しました。
また、宮本市議は、天神の浸水対策や樋井川、周船寺川、若久川の河川改修についても計画見直しと早期完成を要求しました。
新型インフルエンザ対策の強化を
日本共産党の宮本秀国市議は9月11日の一般質問で、大流行が心配されている新型インフルエンザ対策として、感染拡大防止のための相談体制の強化、学級閉鎖における患者家族への支援体制の確立、低所得者への負担軽減対策、重症患者を受け入れる医療機関体制の整備などを要求しました。