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議会報告

2009年6月議会

人工島への税金投入「新しい事業計画」やめよ

2009年6月17日 熊谷敦子議員の一般質問

日本共産党の熊谷敦子市議は6月議会一般質問で、人工島事業の破たん問題について質問しました。

吉田市長の選挙公約は「人工島事業を大胆に見直す」でした。ところが、「検証・検討」の結果、事業推進を決定し、毎年100億円を超す予算をあてています。

熊谷市議は、市長が昨年度中に策定するとしていた「新しい事業計画」ができなかったことを指摘し、「深刻な事態の表われではないか」とただしました。

港湾局長は「現行計画にない土地利用計画を盛り込み、収支計画は昨年来の経済状況も反映させる」などと述べました。

熊谷市議は、歴代市長が「見直し」と称してやってきたことが税金投入による人工島事業の破たん救済だったと指摘。そのうえ吉田市長によって、関係者や市民の怒りを買っているこども病院や青果市場の移転計画や、最大10億円の「企業立地交付金」の創設、9000人分の巨大住宅開発、都市高速道路延伸などが進められていることを批判しました。

一方、埋め立て事業も続けられ、今後も市4、5工区の約113ヘクタール(ヤフードーム34個分)の埋め立て工事に莫大な事業費が投じられようとしています。熊谷市議は「まったく無謀な計画。造ったのに売れなければまたも税金投入か。市民は認めていない。見直しどころが前市長以上に推進する市長に先を見通す能力も資格もない」と厳しく追及。「新事業計画づくりをやめ、埋め立てもやめるべきだ」と要求しました。

市長は「市民の理解を得ながら着実に進めていく」などと開き直りました。

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