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2008年度予算議会

市民の声を聞き、国保料を引き下げよ

2008年3月6日 宮本秀国市議の補足質疑

宮本秀国市議は来年度の国民健康保険料の引下げを求めました。

吉田宏市長が提案した来年度の国保料は、被保険者一人当たり合計96,800円で、07年度と比較すると1,209円の引き上げです。保険料を引き下げるためには一般会計から国保会計への繰入金を増やすことが必要です。ところが市長は一般会計から国保会計への繰入金を7億5000万円減額しています。

福岡市の場合、国保料が高すぎて介護保険料と合わせると所得の2割以上にもなる世帯もあります。払えなければ、保険証がとり上げられ病気になっても医者にかかれないという実態が急速に広がっています。このような過酷な状況の中で、「国保料を引下げてほしい」という思いが大きく広がり、「国保をよくする福岡市の会」が集めた「保険料の引下げを求める請願署名」は、14万6千人分と人口の一割をこえてました。

こうした世論に押され、来年度の保険料について審議した1月25日の国保運営協議会では、委員から「高すぎる保険料を引下げてほしい」との意見が出され、市長への答申には「保険料の引下げを求める請願が提出されており、看過することができない状況でもあることから、市は…保険料の負担軽減に努めるよう要望する」との意見が付記されました。

宮本議員は署名に寄せられた「住民税も高いがそれ以上に国保が高い。老人いじめだ」などの市民の声を紹介し、「老人クラブ、商店街など幅広い方々から『引下げに賛成』という声が寄せられている。市長はこの声に応える責任があるのではないか」と述べました。そして「36億円あれば一人当たり1万円、国保料を引下げられる。新年度、人工島へ投入する212億円のムダ使いを改めればできる」と述べ、市長に対し「協議会の答申に付記された内容を尊重し、一般会計からの繰入金を増やして世帯割、均等割の負担を軽減し、国保料を引下げよ」と求めました。

また、市長が「国保をよくする福岡市の会」の2度にわたる対話の申し入れを「業務が忙しくて会えない」と断っている問題について、宮本議員は「市民からは『聞きたかけん』はどうしたと厳しい声があがっている。市長は運動の関係者に会って、直接願いを聞くべきではないか」と迫りました。

答弁に立った吉田市長は「ご要望の内容やご意見については、今までの議会での審議、国保運営協議会の報告をふまえて、十分に認識している」などと述べ、対話に応じない姿勢を改めてしめしました。これに対し、宮本議員は「市長は『聞きたかけん』と言いながら、自分に都合のいい人にしか会わない。そのような態度は厳しく批判されるものだ」と指摘しました。

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